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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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娘の絵ー1 ~ 幼稚園の娘がタブレットに指で描いたもの。

うちの双子の娘は、今音楽と絵に興味が向いています。
ちょっとした隙にiPadに絵を好き勝手に描いています。
ときどき笑ってしまうのですが、ぼんやりずっと眺めていられる絵でもあります。
それは、奥行がない平面構図の絵であるからだと思います。
奥がないこと。表現以前の描写であるもの。重さがないもの。
今だけの絵かも知れぬこと。表現主義の画家の絵に妙に似ていること(笑
ひとつ見てみます。

これは水から着想を得ていますが、それをテーマとして表現しようという意識はありません。
水の連想ーボキャブラリーというところでしょうか?
20140902220638ae0.jpg
画面は、上3分の1が、魚ー熱帯魚の水槽を真横から描写したものとなっており、3分の2が入浴中の自分であり浴槽を上方から俯瞰したような図である。しかし彼女自身はほとんど前から見た姿勢でもある。
上に位置する水槽は上3分の1は真っ白い空間である。青い水の部分は、中央で上方に登ってゆく気泡により2分割される。
左側にはヒトデ、右手にはニモがいます。

画面は水槽空間と次女のいる浴槽空間とに大きく別れることは分かりますが、それが殊更意識されない、色相構成となっており、無理なくひとつの画面として楽しめるものとなっています。
不思議なほど裂け目のない構成となっているのは、単純化された平面性によるところがやはり大きいです。
全く遠近法のない平面画面としての、シンプルに好きなものー語彙による構成です。
彼女のことばとものとの関係が窺い知れるようです。

しかし、そこにあって、色とは何なのか?
上部にしろ下部にしろ、はっきりその空間の独自性を示す色でありながら、同一空間においてはビビットに補色関係で構成し合い、異空間対比としては、明度の差によっており、小さい水槽空間は彩度を高く、大きい浴槽空間には彩度を落として全体としての一つの水の喜びを思わせるまとまった画面となっています。

ほぼ破綻はない。特に浴槽の周りの空間の薄赤紫が肝心な役目を果たしている。
色の選択という無意識(意識も働いてはいるが)が、ことばというものとはまた別の重要な仕事をしていることはたしかであろう。この色に関しては、さしあたり不確かな固有色の知識と快・不快の観点からの選択であると思われるが。

技法上の小さな発見としては、指をチョンとパネルに触れた時の○をそのまま気泡などの形ー要素として使っています。
気泡は女の子ーおそらく自分(次女)が手に握っている、巨峰にもなり、魚やひとでの目玉、にも自分のほっぺの明るみにもなり、おへそや乳房にもなるというところです。どこで使おうかと思い、使えるところに使ってみたのでしょう。ちょっと快感だったはずです。

それから、このシチュエーションからの巨峰というアイテムである。
無論、水分たっぷりの甘酸っぱさ。次女の好物の一つが些細な刺激を画面に与えている。
説明的であるほど色相的には目立たずに。
またおそらく浴槽にも香りのよい入浴剤も入れていると思われる。

心地よく安らぐ甘酸っぱい刺激のある独自の空間を彼女なりに定着させたのであろう。
下の浴槽空間は色からいっても羊水を想わせる。
生まれた時から抱く郷愁も幽かに感じさせるものだ。
わたしにとって、その彼女の郷愁が愛おしい。







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