ゴジラ 動く廃墟
ハリウッドゴジラ出ますね 60周年を迎え今度は?
という実に呑気な記事をお気楽に書いていたが、随分昔に書いた気がする。

”3Dフル実写”というのが何とも言えない。
ここが、すでにわれわれの世界が、仮想と現実などと言う整然とした分離線など引きようのないところにあることが分かる。
しかしもともと世界とはこういう在り方だ。
昔、「ゴジラそっくりだった」というのを笑っているヒトがいたが、「ゴジラ」のイデアがはっきりある以上、巷にそれに似たものがあってもおかしくない。
勿論、ゴジラはいる。
ゴジラのリアリティは圧倒的だ。
どれほどのものか?
西之島の噴火により日々成長を続ける新島と同質の。
放射能により「在り得る怪獣」と噴火による「在り得ない島」。
今ふたつの時間流が交錯する。
60年間、海から海に移動してきたゴジラ。
40年ぶりに噴出する島。
それぞれの固有時に従い存在する。
そもそも
ヒトが作ろうが
マントルから吹き上げるマグマによって出来ようが
精神単位で観ればどちらも同じ生成である。
物質か光の集積による3D映像であろうが。
実在である。
それを見るときは多くはいつだって映像を通してだ。
仮に物質性を纏っていようと、実在感のないものは多い。
地図に記されていようと、脳裏に全く残らぬ建物など沢山ある。と言うか、それがほとんどだ。
この巨大な異物ふたつだけではない。
もっとたくさんの時間流が絡んでゆく。
もっともっと。
ゴジラはミッキーマウスと同じくらい著作権に守られているという。
島は日本の領有権にある。(近海にレアメタル等の資源でも見つかればどうなるか)
どちらも見守られ注目を浴びている。多くの網の目にかかりつつ。
しかし近づけない。
ヒトを撥ね除ける。
こころを惹く。
自然の(観念の)荘厳さを見る。
写真に見る限り、どちらも動く(生成する)廃墟である。
それは言うまでもなくどちらも廃墟にわれわれが惹きつけられる最大の理由である、「死」を色濃く纏っている。
つい今しがた、生長した島がおもむろに立ち上がる、、、。

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という実に呑気な記事をお気楽に書いていたが、随分昔に書いた気がする。

”3Dフル実写”というのが何とも言えない。
ここが、すでにわれわれの世界が、仮想と現実などと言う整然とした分離線など引きようのないところにあることが分かる。
しかしもともと世界とはこういう在り方だ。
昔、「ゴジラそっくりだった」というのを笑っているヒトがいたが、「ゴジラ」のイデアがはっきりある以上、巷にそれに似たものがあってもおかしくない。
勿論、ゴジラはいる。
ゴジラのリアリティは圧倒的だ。
どれほどのものか?
西之島の噴火により日々成長を続ける新島と同質の。
放射能により「在り得る怪獣」と噴火による「在り得ない島」。
今ふたつの時間流が交錯する。
60年間、海から海に移動してきたゴジラ。
40年ぶりに噴出する島。
それぞれの固有時に従い存在する。
そもそも
ヒトが作ろうが
マントルから吹き上げるマグマによって出来ようが
精神単位で観ればどちらも同じ生成である。
物質か光の集積による3D映像であろうが。
実在である。
それを見るときは多くはいつだって映像を通してだ。
仮に物質性を纏っていようと、実在感のないものは多い。
地図に記されていようと、脳裏に全く残らぬ建物など沢山ある。と言うか、それがほとんどだ。
この巨大な異物ふたつだけではない。
もっとたくさんの時間流が絡んでゆく。
もっともっと。
ゴジラはミッキーマウスと同じくらい著作権に守られているという。
島は日本の領有権にある。(近海にレアメタル等の資源でも見つかればどうなるか)
どちらも見守られ注目を浴びている。多くの網の目にかかりつつ。
しかし近づけない。
ヒトを撥ね除ける。
こころを惹く。
自然の(観念の)荘厳さを見る。
写真に見る限り、どちらも動く(生成する)廃墟である。
それは言うまでもなくどちらも廃墟にわれわれが惹きつけられる最大の理由である、「死」を色濃く纏っている。
つい今しがた、生長した島がおもむろに立ち上がる、、、。

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