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GOMA28

Author:GOMA28
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雪でLinkを作る

Link.jpg

何と謂うか、腰の痛い一日であった。
午前中に、雪が庭に溜まっているのでリンク(ゼルダ伝説主人公)でも作ろう?と何故か思い立ち胸像を作ってみた。
娘たちに見せたいという心理は強い。

シャベルがあるのだが、移植ごてでチビチビ綺麗な雪を選び、粘土の量を押し付けるようにはいかないがどうにか形にしてゆく。
雪は摘まみ難いし付けるのも容易ではない。
冷たいがでも素手でやる。スムーズに行かない細かい作業になるからだ。

そして何とか昼前に仕上がった。
出来た、ホッとしたというところで、昼食をとり始めると、母が散歩に出かけた。
(わたしはちょっと遅いお昼となっていた)。
休憩をゆっくりとり、彫像を娘たちに見せる前に写真に撮っておこうと外に出て、ショック!
それは見事に倒れて粉砕していたのだ(悲。
もう跡かたなく、粉々に、、、やはり、雪だ。


確かにある程度縦に長い造形ではあったが、そんなに短時間で簡単にバランスが保てなくなるようなものではない。
怪しいのは、言わずもがな、、、母親である。
散歩がてら買い物をして手荷物を持って帰宅していた。
袋で引っかけて倒すが気付かないというコテコテのコントのような光景が目に浮かぶ。
本人にそれとなく確認したが、きっと溶けて倒れたのだろうという。
キッパリ諦め、気持ちをリセットし午後にまた作ることにした。

しかし時間もない。娘も程なく帰って来る。
やめてただの雪だるまにしようかと思ったが、リンクの頭像にした。
やはり、リンクに拘る。
しかし改めて頭像にするならちょっとアレンジしたい。いや異化したい。
塑像と言えば、無心で作って仏像の雰囲気を纏わせたものにしたいのだ。
そしてしげしげ観させる(笑。

気持ちの安らぐものにしたいのだ。
やり直しの良い機会となる。
先のモノは単に似せて作ろうとしただけのモノだった。
とは言え、今度のモノがメッセージ性を含んだ(加えた)ものという訳ではない。
元のモノよりもメッセージ性を差し引いたモノにしようと思う。


結果、ちょっと仏像っぽい感じのリンクになったか。
リンクでも何でもないが、何かを思い起こさせて、リンクにも見えるという感じならよしとする。
写真は娘も入ってしまっているので割愛するが、それとなく見に来てくれた人もいた。
(知らないヒトとも話をした)。
明日一杯リンクの方は、持てばよいと思う。


ほぼ一日、寒い屋外で屈みこんで仕事をしていたため、腰が痛い。
入浴後の今もまだ違和感が残る。
良く寝よう。
一日中、雪だるま遊びに興じてしまったのだから仕方ないが。







鉄人28号 コレクション―ⅴ

tetsujin28MAYA.jpg13年前にMAYA5で作った3D画像。最も力を入れたのが、下から見なければならないロケット噴射口(笑。アニメ用に制作したが、根気が続かず、放置。現在残っているデータは静止画データだけ。


36.045Tetsujin.jpg
5cm弱 サターン。内戦状態の砂漠の国の戦闘用ロボット。反政府軍を撃滅する目的で政府軍に導入される。如何にも悪そうな面構えのロボットで、敵と戦うとその経験から作戦を立てられる学習能力を備える。パワーでは鉄人に叶わず、圧倒される。ファイア二世を想わせる姿である。シリーズとしては、Ⅲで紹介した食玩である。

37.048Tetsujin.jpg
10cm モンスター。ゴロギル博士が作ったロボット。空も飛び、水中戦も可能、地中に潜ることもでき、奇襲が得意。この独特のシンプルな形体は鉄人同様、インパクトはある。しかもこの手つきと笑ってる表情。二癖三癖ある曲者であることが分かる。事もあろうに、これと相似形の小型モンスターをたくさん体何に内蔵しており、戦いで次々と出てきて飛びかかるのだから異様である。この風体、どう見てもよいロボットには見えない。細い脚のため、台座と補助の棒を必要とするモデルである。ちょっと残念。

38.046Tetsujin.jpg
高さ5.5cm 長さ(横)7cm バッカスである。不乱拳博士が対鉄人用に開発した戦闘用ロボット。口から火炎放射する武器を備え、飛行ロケットが内蔵されてスマートなつくりで、鉄人より新しい高性能ロボットであることがわかる。特に空での鉄人を圧倒する飛行性能を遺憾無く表した躍動的なフィギュアである。顔も特徴的で、ドクロのように無機的で、不気味な操り人形の雰囲気も感じられるもの。ジェット戦闘機を一撃で破壊する瞬間のスピード感はしっかり伝わってくる。モノトーンものの白の質感は素晴らしい。Ⅲのシリーズである。このシリーズ傑作ぞろいと言える。

39.051Tetsujin.jpg
16cm こうやって正面から見ると、気の良い宅配便のお兄ちゃんにも見えてくる。特徴はよく出ているが、優しげでコミカルな感じである。親しみを感じるバッカス。わたしが今持っている単行本では、完成して数歩歩いたところで製作者の不乱拳博士に爆発されてしまい活躍の場がないものであった。それはないだろう、、、。他の本では、操縦機の関係(不具合)で、混乱しコントロールを失い飛行中に鉄人と正面から衝突し爆破される。Ⅰ―12のシリーズである。簡単に作られている割に良い出来。

40.050Tetsujin.jpg
17.5cm ギルバート。ドラグネット博士によって作られる。非常に高性能なロボット。AIの成果も注ぎ込まれ、操縦性が高く、インタラクティブ性もある。機動力に優れ、飛行性能が高く、熱線を胸から発射する。鉄人を空中戦で凌駕し追い詰めるが、ブラック・オックスと戦い、両者熱線放射をし合い、こちらが溶かされてしまう。かなり鉄人より後発された洗練度を持つ。デザインからして隔世の感がある。この辺が伝わってくる出来である。39と同シリーズ。

41.052Tetsujin.jpg
21cm VL2号。非常に強い自律性ももったロボット。かなり進化している。細かく部品として分解して輸送することができ、量産軍事兵器としてどこでも運用できるような仕組みを持つ。腕の下からジェット噴射するというのはどうであろう。少なくとも飛行中の腕による戦闘には向くまい。まるで航空機だ。風体はエキゾチックなマッチョマンという感じである。相手に高電圧を流し込み破壊する武器もある。戦闘では鉄人を圧倒する強さを見せたが、部品としてバラして組み立てる際に、作業員スパイとして入った大塚署長に部品を一部抜き取られる。その結果不具合を起こし、飛び立つと同時に自爆してしまった。飛んでる姿は、これになろう。やはり頭の赤い被り物が気になる。上と同じ台座シリーズ。

42.049Tetsujin.jpg
17cm このシリーズ最後は、ブラック・オックスで締め。不乱拳博士の作った最高傑作ロボット。鉄人の最大のライバル。準主役というところ。最初は敵であったが、途中から鉄人とともに戦う用心棒的存在となる。指先から強力な熱線を放射し、場合によっては催涙ガスも出す。また電磁波妨害装置も組み込まれており、他のロボットを操縦不能に陥れることができる。それを利用しギルバードを倒している。とてもクールでニヒルなロボットである。やはりシンプルで無駄がないフィギュアである。のっぺりした仕上がりであるが、それなりに雰囲気は伝える。

43.054Tetsujin.jpg
11cm オックスが向こうから酩酊して歩いてくるようなモデル。Ⅳの32以降のFURUTAの食玩シリーズである。どことなく本調子でないブラック・オックスという感じなのだが、下半身が弱い(短い)為もあるようだ。精悍なオックスというイメージはない。深夜のサラリーマンのご帰還という雰囲気だ。カバンを持たせてみたい。

44.053Tetsujin.jpg
13cm Ⅱ―11と同じシリーズのもの。グッと構えたオックスであるが、あまり迫力がなく強そうに見えない。敏捷さは窺えるのだが。どこかクロネコという感じもする。もう少しどっしり構えて受けて立つ風がオックスらしい。決してこれも悪くはないのだが、、、。

45.047Tetsujin.jpg
8cm Ⅳ―25と同じシリーズである。極小サイズでありながら、これが最もブラック・オックスのニヒルなダンディさを醸している。プロポーションもシッカリとれていて見事な出来である。腕・脚・首が可動。バランスよく立てる。家にあるブラック・オックスでは、これが最高傑作になる。

このシリーズを超える食玩フィギュアはあるのだろうか、、、。あったら、見たくなるだろうな。


という事で、5回に分けて鉄人フィギュアを並べてみた。やはり幼い頃のブリキ物の空飛ぶ鉄人が懐かしくもなったが、あんなものが今あったら大変な宝だろうなとは思う。しかし使い切ったという想いがあり、それはそれで良い。
以上で、鉄人コレクション・コーナーを終わりたい。
かなり楽だと思って始めたが、結構めんどくさいものであった。
もう懲り懲り。


IMGP0052.jpg
箱根湯本おもちゃ博物館の外で撮ったものであるが、やはりスタイルはⅠ―1に一番近い。
作画・モデリングの基本フィギュアというのも納得できた。
1.8mくらいはあったか。

鉄人28号 コレクション―Ⅳ

tetsujin28003.jpg正太郎くんテーマ曲SP

超細密でドラマチックな、minimum鉄人をご紹介
基本的にわたしが持っている鉄人はここまで。
(最も新しくておよそ12~3年くらい前までのもの)。
最近、どうなっているのかは、不明(寂。
追いかける余裕がないもので。
子供の頃の遊び倒したブリキの鉄人たちは、勿論跡形もない。
古いもので形をとどめている鉄人や新しく出た精巧な鉄人など情報をお寄せ頂けたら大変嬉しいし、ありがたい。


では、最も細密でドラマチックなもの、、、。

25.034Tetsujin.jpg
7.5cm 腕・脚・首が可動。台座の支えがなくともバランスを整えしっかり立つことができる。ポーズもかなり変化のあるものが可能。小さいながらもずっしりしていて、威厳を感じる(笑。プロポーション的に見るとわたしが持っている鉄人の中で、頭部の小ささと四肢の長さから、最も大きい体であることが分かる。

26.035Tetsujin.jpg
7.5cm 大きなダメージを受け、半死半生の状態か。25と同形体である。片腕がもげ痛々しい。しかしアニメでもよく腕はもげていた。自分のもがれた腕を持って飛んでることもあった。敷島博士(亡き金田博士と共に鉄人を作ったヒト)に後でくっつけてもうためにもしっかりもげた腕を回収しておかないといけない。という感じであったが、このフィギュアはよくできているためか、生々しい。

27.036Tetsujin.jpg
6.5cm 実はわたしは、この鉄人シリーズ(2004年に新たに構想・放映された鉄人28号)をTVで全て見ていないため、そのシーンをよく知らない。「太陽爆弾」を体内に埋め込まれた二次世界大戦下での、かなりキナ臭い設定である。この世界観が鉄人ドラマを重苦しく暗いモノにしている。新元素バギュームをエネルギーとして搭載すると動力パワーは飛躍的に上がり、黒部ダムで数百体のブラック・オックスを独りで倒してしまう。(通常パワーだとオックスとは五分五分だが)。その時期のコンテクストに嵌る劇的シーンのひとつである。動力部分には「正太郎」の名前が書かれていた。(彼の父金田博士によって)。このエネルギーを使用したら鉄人は最終的に爆弾として自爆することになっている。(地球上の生命全てが60年間生存不可能な状態となるという)。日本軍(金田博士)はとてつもない兵器を秘密裏に製造していたワケである。

28.037Tetsujin.jpg
3cm弱 三日月と雲の夜空の下、白煙が全てを覆い隠そうとする中、モンスターを殴りつけるクールな鉄人。家の屋根から上に胸までが見えるシーン。もくもくとした白煙が混沌とした戦いの様相を示す。基本的に鉄人は、パンチとキック(上から飛んできて足で潰す)だけである。次々に現れる戦後のハイテクロボット相手では、通常エネルギーモードでは押されることが多くなってくるのであった。

29.038Tetsujin.jpg
4cm よく見た光景であるが、こういうクローズアップ・フィギュアも良い。颯爽と鉄人の掌に乗り空を翔る金田正太郎のジャケットとネクタイが風に棚引く。この勇敢な正太郎くんのファッション・センスは、近頃亡くなった大橋巨泉に似ている。柄物(主にチェック)のジャケットに短く太めのネクタイ。巨泉さんがモデルになっていたかどうかは、知らない。(巨泉さんは半ズボンは履いてなかったと思う)。

30.039Tetsujin.jpg
6cmちょっと ブラック・オックスとの戦い。またも大きさの(遠近法的)対比が効果的に利用される。鉄人に対しオックスが異様に大きい。向かいのビルは、未来派のビルのように背後に加速して仰け反る。オレンジ色の強烈な噴射ガスともくもくと立ち上る煙。鉄人のオックスの攻撃の瞬間を捉えたロケット噴射の強さが説得力を持って表現される。これから展開される壮絶な戦いを想像させるに十分なシーン。

31.040Tetsujin.jpg
6cm Ⅲ―17のように正太郎くんと大塚署長がクローズアップだが、月と雲の浮かんだ上空には鉄人が飛んでいる。Ⅲ―17は、忍び足で息を殺して敵の動きを探っている場面に思われるが、こちらは、一気に突撃を仕掛けるダイナミックなシーンといえよう。今まさに仰け反ったビルの狭間から放射状に全面に向かって力線か放たれる。その構図に乗り飛行する鉄人が現れ、正太郎くんと大塚署長が最前列に押し出され「傾く」。構図に深みを与えているのが、又しても地平とビルとの境を曖昧にする白煙である。それによって空間のダイナミックな奥行が無理なく演出されている。戦国時代の屏風画に用いられた雲に似た機能である。

32.041Tetsujin.jpg
8cm 先程までのシリーズよりは大きい。ここからは、また別のFURUTAの食玩シリーズである。ちなみにお菓子の方は、麦チョコが6粒くらい入っていたような記憶があるが。グリコのおまけ欲しさにグリコを買いまくっていた少年期と同じである。最後のもう一つが欲しいために何箱も買うのだが、なかなかそれが当たらず、同じフィギュアが10個くらいたまってしまうこともあった。しかし後で知る事になるのだが、アキバのフィギュア屋さんで、中身を全て出してパッケージにしたものが、千円代で手に入るのだ。ちょっとスリルとワクワク感がなくて集める楽しみはなくなるが、お金と手間はかからない。モンスターにロケットタンク部分を掴まれた鉄人が逃れようとして噴射力をマックスにあげたところ。相変わらずよくできている。

33.043Tetsujin.jpg
12.5cm 今回のシリーズは、プレートが付いている。ドラマの題である。32は「鉄人対モンスター」これは「鉄人対ギャロン」である。見た番組を想起できるものになっているのは、確か。比較的大人しい構図である。ギャロンが鉄人が飛び立って体勢を整え攻撃してくるであろうことに、全く気づいていない様子がよい。かなりとぼけた表情である。

34.042Tetsujin.jpg
15cm とてもシンプルな飛び立つ鉄人である。カラーとモノクロ2体。「鉄人28号」と看板。恐らく手の入れようのない均整の取れた鉄人である。シンプルで美しい。

35.044Tetsujin.jpg
12cm ⅠやⅡにあった、基本形である。鉄人28号一体だと、手脚に可動部分のないものは、大概34かこの形体に落ち着くはずである。もっとも、らしい形であり、「ガオウ」という例の声も聞こえてくるというもの。やはりこれである。つくづく思うがこれだけシンプルで美しいフィギュアは、ありそうで、ない。究極的な形体である。後にFXなどという鉄人が現れたが、あれは問題外である。全く認められない。(鉄人の影響で生まれた後々のロボットのモノマネをしている呆れた代物)。


これだけの精巧なものが作れる技術は日本ならではのものだと思われる。
フランスでも日本フィギュアはその精度と芸術性から高く評価されている。
単純で洗練されたフィギュアは、フランス生まれでアメリカで人気爆発した、「ぞうのババール」にも近いものがあろう。

ⅴはいよいよ最後、おまけコーナーではあるが、なくてはならない敵役の強敵揃い、、、。


これまでのコレクション―>コレクションⅠ コレクションⅡ コレクションⅢ



鉄人28号 コレクション―Ⅲ

tetsujin28004.jpg鉄人VSブラックオックス(実写版)


今日は、minimumな鉄人をお届け。
小さいながら変身する鉄人、小さくて重い合金鉄人。
更に食玩(FUTUTA)ながら、驚く程精巧につくられた鉄人、、、。


15.032Tetsujin.jpg
5.5cm 肩がまわって可動。腰から胴体をロケットタンクを軸に分離し90度開き、そのままスライドして腰に接合。足から車輪を引き出し、胴体の下の車輪とともに4輪で走る鉄人となる。イメージとしては空を飛ぶ鉄人である。そのままの立ちポーズもコミカルだが、拳がギュッと握られているというより、丸くくり抜かれている。この丸い穴は何か意図を想わせる。遊び方でもあるのか、、、。プラスチック製。

16.033Tetsujin.jpg
8cm 肩が回り可動。合金製で重い。恐らく一番小さな合金鉄人。しかし、フォルムは、Ⅱ―13の貯金箱鉄人的な頭でっかちキッズアニメ調のもの。

17.024Tetsujin.jpg
フルタの食玩。台座から街灯まで5cmもない。ジオラマ的なドラマ仕立て。カラーとモノクロ。大塚署長と正太郎くんのクライムアクションムービーの一場面というところ。(たまたま鉄人はいないが)緊迫した雰囲気が出ている。以下、全て同シリーズ。

18.025Tetsujin.jpg
5cm足らず 製造中の鉄人であるが、完成間近という場面。ロケットタンクを装着すれば、もう完成であろう。これをフィギュアにするところが、なかなかのもの。

19.026Tetsujin.jpg
7cm 鉄人自体も完璧であるが、鉄人の最も美しい飛び方のフォルムを飾る台座も、言うことなしの出来栄え。遠近法的に加速・強調されたビルとサーチライトの交差。この単純で簡潔な幾何学形態は見事。ライトの途中の穴に鉄人の足の凸部分を嵌め全体重を支える。この絶妙なV字バランス効果。食玩史上最もフラジャイルな美かも知れない。

20.027Tetsujin.jpg
6cmほど 飛び立つ鉄人の足を握って捕まえるモンスター。離せこらっ!というところ。モンスターの手の付け方の角度によって、上の鉄人の姿勢が劇的に変化する。2体あるとその違いを見比べられる。動的なフォルムで楽しいものだ。

21.028Tetsujin.jpg
台座の下からでも5cm弱 鉄人と宿敵ブラックオックスとの取っ組み合い。緊張感を漲らせるに十分なフォルムである。全体に良くまとまっている。しかし細部を見て驚く。手の指が一本一本組み合っているのだ。つまり指から掌へしっかり組み合って力が均衡している状態のフォルムが見事に構造的に造形されている。手の部分及び組んだ手と腕だけ材質まで変えている。このスケール上(コスト上)の制限の中で、どれだけのことが可能かに掛けているかのよう。いつも思うが、下手な芸術よりもずっとこちらに感心することが多い。

22.029Tetsujin.jpg
5cm弱 大きさ(遠近法)的に絶妙な関係で絵が構成されている。迫力と美的なバランスが丁度とれている秀作と言えよう。作りこまれたディテールは申し分ない。

23.030Tetsujin.jpg
台座下から車まで5.5cm 鉄人はマンガでもそうであったが、かなり伸び縮みする。4mくらいから20mくらいか?このモデルでは、せいぜい8mだろう。絵的なダイナミックさが最も出る大きさの関係をその都度更新してゆく鉄人である。これもムーブマンとプロポーションとマッスの調和がとれている。台座の造形にもその緊張感が表現されていて演出表現にも手抜きはない。

24.031Tetsujin.jpg
台座下から4.5cm 静かな頭像。首から下、胸くらいまでのメカ部分も覗き、monumentalな出来である。横顔からすると、その鶏冠部分の形状は初期型のものである。その後の鉄人の鶏冠は、もっと直線的になる。


Ⅳでは、更に超細密でドラマチックな、minimum鉄人を予定。
また、Vとして、名脇役をご紹介できたらと思う。
ということで、今日はこの辺で、、、。



鉄人28号 コレクション―Ⅱ

tetsujin28008.jpg正太郎、大塚署長、敷島博士


Ⅰに引き続き、今回は少し個性的で変わった鉄人も、ご紹介。

7.006Tetsujin.jpg
21cm 目と胸の窓?が光り、手足を動かしながら歩く。懐古調鉄人スタイル。別に他の物より古いわけではない。これがブリキ製なら別だが。(ブリキ製のプロペラのついた空飛ぶ鉄人は残念ながらなくなってしまった)。これは専門ショップで購入し、プロに頼めばそれらしい塗装をしてくれるというので頼んだのだが、塗ったのかどうか分からないような仕上がりで帰ってきた、、、。かなりボッタくられた(苦。

8.007Tetsujin.jpg
21cm 透明鉄人。可動部分はない。何となくの内部構造が見えて、品がよく飾り物としてかなりオシャレ。

9.008Tetsujin.jpg
20cm 台座にお金の入れ口のある貯金箱鉄人。お金を入れると目が光り、両腕をあげる。面白いので持ってる小銭を全部入れてしまったものだ。フォルムとしては、Ⅰの5シリーズに近く手抜きは一切ない。操縦機もディテールも立派な質感のよいものがつく。正太郎くんも実物比?でつく。

10.009Tetsujin.jpg
14cm 普段はアキバで買っていたものだが、これは渋谷の「まんだらけ」の鍵のかかったケースにひとつだけ入っていたものをゲット。かなり高かった。(まんだらけは漫画は安いが、フィギュアは高いと噂があったが、そうだったかも)。そつのない、堂々とした胸を張ったプロポーションで均整は一番取れている方だ。

11.022Tetsujin.jpg
11cm 体全体がかなり丸っこく、まんだらけのものに一見似ているが、かなり違う。結構お手ごろ値段であったためか、比べるとチープ感は漂う。しかし形そのものはよくできており、お得感はある。

12.021Tetsujin.jpg023Tetsujin.jpg
16cm 大股で歩いているポーズ。色違いの2体。というより片方は無彩色。腕は肩の部分だけ可動。11とほぼ同等のでき具合であるが、体が細長いタイプ。ディテールの作り込みは、10と11は他とは異なり少しのっぺりしている。

13.004Tetsujin.jpg
12cm かわいいキャラの貯金箱。ソフビで柔らかい素材。これだけは、落としても平気なので気楽に扱える(笑。ただ、これだけのもの、としか言い様のないものだが(笑。

14.005Tetsujin.jpg
29cm 手足を動かして歩く。(すり足で歩くタイプ)。プラスチック製のブラック・オックス。鉄人といえば、彼がいないことには、はじまらない。鉄人コレクションの中で、一際存在感を発揮している。


Ⅲ、Ⅳでは、サイズの小さなものや、食玩の鉄人にスポットを当てて、ご紹介予定。
昔懐かしい、食玩である。
最近、全くそちらの方を見ていない(見る余裕がない)ため、どんなものが出ているか知らないが、昔の食玩といえども、ディテールの精緻さは見事である。

では、乞うご期待(笑。


鉄人28号 コレクション―Ⅰ

Testujin28Koube.jpg神戸の鉄人

「生前整理」を家族から持ちかけられた。
(娘からではない。彼女らはそんなこと知らない(笑)。
後、数十年は居座るつもりだったが、、、実際モノが多いのも事実だ。
生前整理ではなく、ただ「整理できるものを片付けたら」、、、でよかろうに。
何にでも、毒を込めたがる、、、
食事に毒が込められなければよいが。
油断禁物である?

本とレコードについては、以前から催促されていたが、ついにフィギュアにまで魔の手が及んだ!
本は結局、読む気にならなかった本ばかりを現在積み上げている。レコードには整理対象はなかった。
フィギュアは、最も溜まった時の10分の1に整理したのだが、最後の砦、鉄人コレクションはほぼそのまま残されている。
娘たちも興味を示さないし(わたしが触らせないのだが)、わたしがいなくなったら捨てるだけだから整理しろ、と迫ってきた。
人が体調が思わしくないのに乗じて、である(憤。

いずれにせよ空きスペースを作る必要にも迫られていることは事実だ。
他のフィギュアはともかく、鉄人を整理することは、考えられないため、まとめて目に付かないところにしまい込みたい。
(つまり単なる場所移動であり、片付け術からすれば禁じ手であるが)。
捨てるなんてありえないし、人に譲る気もない。
(譲るとしたら、しっかり面接をしないと)。

そんないきさつで、しまう前に、お披露目だけしておいて(笑。
自分も見れなくなるのなら、少なくとも目録だけはとっておきたい。

なお、購入して暫くは、それぞれのフィギュアについての詳しい情報があったのだが、今は何もない。覚えてもいない(当然。
かなり以前にアップルの提供するホームページにそれらの説明付きのものを掲載していたのだが、サービス終了とともに失くなった。当時アメリカやカナダから軽いコメントなどが届いていた。ゴジラはともかく鉄人知ってるヒトいるのか、、、?

それでは、数回に分けて、年代物を、、、。
多肉をどけて、一体ずつ置いてみた。下の線で相対的な大きさの比較がだいたいつくようにはしてみた。


1.002Tetsujin.jpg
頭(鶏冠)から足まで46cm 作画・モデリングの基本フィギュアということ。単純な丸みを帯び、スマートな印象。肩のみ可動。

2.001Tetsujin.jpg
33cm 基本フィギュアより少し角張り力士っぽい形体になっているタイプ。肩のみ可動。

3.003Tetsujin.jpg
32cm 2よりも更に肩幅が広がり、少し逆三角形ぽい、いかつさが出る。ハワイ力士的になる。完全固定。可動部なし。

4.011Tetsujin.jpg016Tetsujin.jpg012Tetsujin.jpg
22cm 目が光る。このシリーズは最もスタイリッシュな鉄人として発表されたもの。脚がしっかり造形されたためにスマートで上の3体に比べると洗練されており、立ちバランスも良い。腕・脚の全ての関節が可動。手首から手を外して付け替えられる。(開いた手と拳)。

5.019Tetsujin.jpg014Tetsujin.jpg013Tetsujin.jpg017Tetsujin.jpg
22cm 合金シリーズでとても重い。上のスタイリッシュシリーズとほぼ似た体型だが、メタルで輝き具合が異なり、見た目も重々しい。前掛け部分のリベットが上の3体のシリーズは凹型だが、こちらは凸型である。腕・脚の全ての関節が動き、バランスもよくしっかり立つ。

6.020Tetsujin.jpg015Tetsujin.jpg
13cm 超重合金シリーズ。上のモデルより小さいのにやたら重い。スマートさはないが、フォルム全体のバランスはよく、足の膝上が短く、体が丸っこい割に、まとまりがあってカッコ良い。腕・脚の関節は全て可動。しっかり立つ。(こういうものがひっくり返ると周りの被害も小さくない)。


まずは、基本的(ベーシック)な鉄人28号をご紹介。
非常に単純な形であるが、微妙なラインの変化で随分異なる印象を受ける。


*Ⅱでは、少し変わり種や遊び心のあるものをご紹介。



次はマドンナ”Madonna”を描く ~ 最期の陶芸パタン

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ひとつだけ新しく小物入れを作った。
曲面の幾何的組み合わせによるもので、魚をわたしとしてはイメージの源泉としている。
しかも二匹である。
対関係は動きを生み、相克する力の緊張を見せる。
そして親和的で静謐な趣も。
陰陽二極の太極図をすぐ連想してしまうが、自然とそういう形は呼び寄せてしまうものだ。
しかしここでは、カチッと二極に固定せず第三項を挿入している。
小物が3箇所に別けて入れられるというだけのものだが。
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例の陶芸粘土で作ったものだ。
この粘土、直ぐに乾く。
ひび割れも早く、作りにくい部類に入ると思われる。
別に粘土全般に詳しい訳ではないが、そんな感触を強く受ける。
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この小物入れは、これまで作ったものの取り敢えずのまとめに当たるものだ。
小振りだが、今回幾つか作った形体の構造とエッセンスは基本的に備えている。
つまり、構造としては、2匹の魚のからだが高低差のある斜めの面で構成され、それが互いにまとわりつくように動くうち、力の拮抗する2点を探り出し、それぞれの接合面となって固着し全体の形を作っている。
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だがこのpatternだともうここまでで、一応の完了となるか。

この次は全く違うアプローチで作りたい。
今回、釉薬の失敗はあったが形自体ももっと丁寧な成形を心掛けるべきだった。少し粗さが目立つ物もあった。特に面の接合面である。それから曲面はよいがエッジが弱い。そこでメリハリがあやふやになる所があった。
今回はその点に気を配った。
だがひとまずはこれで切り上げたい。


平面に移りたい。(戻りたい)
そろそろ絵を描かなければ。
本来やるべきことを進めないと自分の核の部分がどんどんあやふやになっていってしまう。

最近読書をしようと思っても、身が入らない。身体の核がない、そんな感覚なのだ。
ふわついてしまう。
ふわつくにもチリやゴミなどの拠り所が中心として必要なのだが。
核が極めて希薄なのだ。
兎も角、描こう。
それが外にも内にも働きかける。
身体に。
身体の奥深くに。
描こう。


Madonnaを。
誰にも邪魔はさせない。
自立した系を形作る。
垂直に延びる系を。
剥き出しの太古の荒涼とした光景のなかに華美な装飾を纏ったMadonnaを。
永遠に向けて。


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お茶の間陶芸

娘ふたりと、そのお友達、それからお友達のママを対象に、自宅リビングにシートを敷き粘土教室を開く。
準備したものは、陶芸粘土。どべ。布。のし棒。たたら。
石膏のボール用の型。コーヒー缶(飲み終えたもの)。プラスチックトレイ(トレイも作るなら)。片栗粉。
それから、型抜き(クッキー用)。ヘラ。竹串。紙(広告のもの)。ハサミ。セロテープ。
特別に、陶芸用下絵の具と本焼きのときに使える色ガラスなども参考までに。
素焼きと本焼きの説明に少しは役立つ。

さて、娘のお友達の希望で、マグカップから作る。
コーヒー缶に丁度缶を展開した長方形に切った広告の纸を巻きセロテープで固定する。
布の上に粘土を適量置き、たたらで挟み、のし棒でたたらの厚みになるまで粘土を平に広げる。
ちなみにうちのたたらは5mm。
へらで粘土を長方形に切り取り、纸を巻いた缶の上にしっかり巻きつける。
固定したところで、底の面を切り取り側面にしっかり固定する。

プレーンな表面にヘラ、串などで模様や絵を描く。
小学校前の子供だと、幾何学模様より自分の好きな絵を描くことが多い。
3人ともおばけやハロウィン関係の絵であった。かぼちゃが面白かった。
串の代わりに鉛筆で上手に描いた。描く線の深さも丁度よい。
握りやすかったのだと思う。普段使っているし。
さらに型抜きで気に入った形を抜いたものをどべで綺麗に貼り付けるのもよし。

絵柄付けが終われば、とってを付ける番だ。
蛇を作り適当な場所にどべを使いとってらしく貼り付ける。
ここは、丁寧にしっかり貼り付けたい。

全体の形や飲み口が平らであるか、尖っていないかなど確認する。
そんなところでよいと思う。
最後に釉薬もかけるし。
乾燥を待つ。
素焼きのことを説明し、その後の下絵の具による着彩、釉掛け、本焼きの手順も簡単にお話しておく。

さて、次は石膏型を使ったボールである。
石膏型には前もって片栗粉を塗しておく。
先のマグカップの時のような長方形ではなく正方形に近い形に平にする。
そして、充分たたらの厚みにまで引き伸ばしたところで、型の上にぴったりと乗せ手でぱんぱんやりながらくっつける。
この時、空間が粘土と型の間に出来ないようにする。
側面に絵柄や言葉や型抜きで抜いた形をどべで貼り付けても良い。

下つまりボールの一番上の部分をヘラなどで切り取り、余分な粘土を取り去る。
切り取ったあとも平らになっているか、ひっくり返してしっかり確認して滑らかに直す。
ヒビや割れ目などは、どべを流し込むように擦り付ける。
これで綺麗な補修ができる。

さてこれも普段人が立ち寄らないような場所に置いてしっかり乾かそう。
乾きが不十分だと素焼きの際に割る可能性が高い。
また、厚すぎるとそこに閉じ込められた気泡のせいで破裂することがある。
薄く作って充分に乾燥させたい。

素焼きで割れていなければ、まず最後まで行く。
釉薬が思った通りに発色していて下絵の具が綺麗に出ていれば言うことない。

友達はボールの段階で飽きて、暴れまわり、お母さんが続きを丁寧に作って帰って行った。
うちの2人はいろいろわがままを言いつつも、そこそこ楽しい絵柄のマグカップとボールを仕上げた。
これで野菜サラダをたくさん食べてくれるといいのだが。


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釉薬

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釉薬で失敗してしまった。
釉薬そのものというより、その扱いの問題である。

わたしはこれまで、釉薬を塗って不味かったという経験が無かったため、今回はかなりのショックだった。
施釉においては、下絵の具をしっかり塗ってから、透明釉を塗るという方法を主にとっていた為、今回のように不透明な釉で色を出すことに関しては経験が少ない。ただ、選んだ色は特に問題のない色であった為、その色になれば良いと簡単に想いこんでいた。
が、甘かった。

サンプルの色と同じ色が出たのは、4分の1。真っ白のものだけ。
それだけは綺麗な発色であったが、後はかなりの酷さ。

なぜこうなったのか、一つは2色混ざった色があり、釉の混入が考えられ、釉薬の管理上の問題が挙げられる。
それから、焼く時の温度調整から来る相当な経験上のコントロールが不可欠となる現象。どのくらいの時間で最高温度に達するようにするかなど、温度と時間関係の設定により、微妙に色は変わる。
しかし、ごく普通の焼きで、このような醜い発色が起きるとは思わない。
さらにサンプルと、蓋のネーム、その釉薬の入った容器の関係が異なっていたことが充分考えられる。これも管理上の問題というのか、管理とかいうレベルの以前の問題ではないか。

白系を選んだのに全くの黒があった。
青のはずが所々に青が点在するだけ、殆どが黄土色だったり。

これはあり得ない。いくら何でも。
釉薬の色から焼き上がりの色は釉薬を熟知していなければ想像できないものであるから、それ等ネームの対応関係が違っていたら万事休すだ。これは誰でも困惑するはず。
初歩というより前提的な環境ができていなかった、というよりほとんど打ち捨てられていたというべきか。
よく使っているヒトにしか分からない私有特権的環境となっていたのか?恐らくそれであろう。

わたしの経験不足が1番の原因であるが、相当がっかりした。


しかし上で「醜い色」と書いたが、別にその色それじたいが醜い訳ではない。
色は関係で決まる。
ことばと同様に。
単に単独の単語としてみれば、、、。
かなり有機的で複雑怪奇な形態であれば、それを演出するに適した色あいには思える。
今回のわたしの作品が幾何学的な直線・曲線形態であったが為、色がそぐわなかったように見える。
とは言えそれらを置く場所、その色彩的なコントラスト如何で、かなり面白く映えるかも知れない。
あくまでも場所-コンテクストによって決まる。
理屈ではそう言っても良い。

どうだろう。
幾何学的な立体なので、スッキリフラットに塗られていた方が良い。
それを強調するような。
正反対の有機的で茫洋とした色。
不透明色を重ねて塗って焼き直そうか、やはり検討したい。
という気持ちは依然としてある。
感覚を理屈でねじ伏せるのは難しい。

実際手にしたヒトに聞いてみたい。
中には真っ白で当たりのヒトもいるが。
しかし、とっても形体が気に入っていて、色が想定外だったものは、ちょっと諦めきれない。
置く場所で落ち着き馴染めばよいが。
そうでなければ、、、。
なんとかしよう。

なんとかしましょう。


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祝 窯入れ

Climbing kiln
乾いた粘土作品、窯に入る。
先ずは素焼き。
始まりました。
楽しみです。
素焼きで問題なく焼きあがれば、後はもう割れなどは気にしなくて大丈夫でしょう。、

わたしの作品入れたところで、窯のスペースは、ギュウギュウです。
でも、素焼きなら重なって焼いても大丈夫なので、この段階では1度にいっぱい焼けます。
但し、釉を掛けてからの本焼きは重ねられないので、と言うより、間を空けて焼くので、こうは行きません。
本焼きになると2回に分けるのかな。多分そうなるはず。
焼く温度もさらに500度は高くなります。

縄文人は大した者だ、といつも思うところです。
あれだけの強度をもった形をよく見出し、精確に形成したものです。
焼き方も野焼きで絶妙な火加減で焼いている。
技巧的にも超絶的です。
今見ると神秘的で抽象的な像ですが、一体実際には何を観ていたのでしょうか?
いや感じていた。
捉えていたのでしょうか?

どのような表象ー世界に取り囲まれていたのか。
どのような身体性をもち。

あの文様。源言語性が芽生えていたなら、表現も可能であったか?
表現の余地はまだ生じていないか?
しかし写実という意識が生まれていたかどうか?
それは、ラスコーの壁画を観れば分かる。
クレーの天使たちを観ても。
必然的に当のものの形態をなぞるもものだ。
急に何の話だ?

お渡しする方、もう暫くお待ちください。


考えましたが、このような立体はお届けするということから、やはりもともと実際に知っていた方に差し上げることになります。Webを介して圧縮して送るというのは無理なので、Web上で始めて知り合った方との広がりが生じない。
データー化出来ない。
そのため、絵にしようかと思っています。2次元です。
どういう形にしようかは、迷っていますが。
絵なら、Web上のストレージに1週間ほど預けておけばよいので、とても手軽です。
勿論、気に入って頂ければのお話で、そちらが前提ですね。

今日は単に陶芸粘土による、伸し棒とたたらを使っただけの手び練り作品を窯に入れるだけのことで、縄文の大先輩について、ちょっとばかり想いを馳せてしまいました。


想うだけならタダです。ただ、それが少しでも、ダダっぽかったら、よいな。


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陶芸粘土はくせになる。

陶芸はまだ続いた。
またもや、チョイと作ってしまいました。今日はごく短時間空いたので、やっしまいました。
1.円筒形筆入れ(マスコット管理もね)
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[これはカップではない]というメッセージとして、上部に8つの穴が空いてます。
これにジュースを入れたら悲惨だと見て取る人と、チョイとスリルを楽しむか、という人がいるかなあ?まずいないと思います。
これは、以前、写真にも撮らなかったプレモデルの存在をお伝えしましたが、それと同格のものです。但し、これについてはしっかり使えます。ペンたてにしても、十分な使い勝手があります。特に特異な取手は便利です。8つの穴は紐のついたホッペちゃんのようなマスコットアイテムを吊るして管理に役立てます。ペンたてには、アイカツやプリキュア鉛筆などを立てて下さい。

2.タイプF-3
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明らかに小型で、シリーズGに入れても良いのですが、形も動物を抽象してますし。
作りは紛れもなくFシリーズなので、そちらにします。
このタイプを気に入ってくださる人が結構いましたので、また知らないうちに作っていました(笑
Fの小型版と見て下さい。

と言うことで、また作る可能性も匂わせて終わります(笑


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また、作ってしまった粘土~手を動かす。頭は休む。

今度はかなりプリミティブです(笑
まさか大人が作ったものじゃないよね、という感じのものです。
自分のルーツを探るような(そんな大げさなものではなく)探求的な要素は全くない遊びです。
クレーのように迫りたい憧れはありますが。
ともかく、生活の中で使えるもの、という縛りです。


まあ、ついでですが、秘められた何かが顕になるとか隠されたものが見つかるとか、そんなことは、構造というスタティックな本質を捉えるという類の物語に過ぎません。
勿論、何かを説明しなければならない時には、何らかのメタレヴェルからの構造化が必要だったりしますが、しかしその説明(体系)に納得するかどうかは、やはり現存在の意識の問題です。
意識の水面からたちあがるもの。
それによる。
納得できるかどうか。
ですから、構造化が悪いというものではない。
納得できる本質が提示できれば、それはそれで有用であったりはする。

物語はすべて何かの翻訳か、そうアナロジーということばがあった。
存在の記述について、おとぎばなしは一切使わない、というところからハイデッガーは出発した、と認識しています。

物は使用目的によってその都度異なるものとして立ち現れます。
われわれの価値意識によって物とその由来は決まります。
しかし意識はいやわれわれという身体は、その生成原理が異なります。
この諸表象がどうやってこのように立ち現れているのか。
つまり知ることの原理的にできない縁から存在、いや物に対する現存在と呼ばれるべきそれは、不可知を孕みつつ屹立してきます。


なにをわたしは言いたいのか?
そう、物を作ることは、何らかのズラシで異なる物を立ち上げることであり、隠された何かをえぐり出すとかいう物語に無理に加担することはない、ということです。


とか言い訳?を置いて。
今日、ともかく頭を使う仕事はしたくない。
気持ちをスッキリさせリフレッシュしたい。
それから考えるべきことを考えよう、ということで、手に任せたものです。

1.モモンガの小物置き   とりあえず、前に作った「小動物Gシリーズ」とは明らかに作りが違うので、そのままの名前です。タイプに属しません。(退行したかも?)
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2.海子ガメの鉛筆たて   これもまんま。しかし作りからいうと、タイプGにこれは入れてもよい。
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3.タイプF-2    タイプFの亜流のようなもの。Fの評判が良かったため、知らず作っていた。
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4.ひよけざる    有袋類のひよけざるです。子供がいます。ドラマです。直線的で幾何学的なシンプルな置物が、かなり有機的プリミティブな形になってきました。(退行か、、、そう言えば欧米かというのがあったな)
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これらを午前にごく短時間で作りました。
結構、手を感覚的に動かすことは、スキットします。
ちょっと面白いものをストイックにならずに作る。
それから使えるものにすれば、飾る圧迫感も解消されます。


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”Bon voyage.”



金沢国立工芸館「ポケモン×工芸展」6月11日まで。人間国宝の実力派作家たちが新たな解釈でポケモンを創造。

金沢城公園、兼六園、金沢城、ひがし茶屋街、近江市場も直ぐ近く。
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