Erika Ikuta 2022 summer fun

勿論、以前から「いくちゃんファン」であることを事ある毎に書いて来ているわたしが、ファンクラブ限定ライブを観ないはずはない。
娘にも宣言済みである。ということで、ステージを愉しみにしていた。大阪公演夕方の部である。
だがここでわたしは痛恨の大エラーをしてしまった。
回線速度等、予め計ってあり、見られる範囲内と安心して寸前まで別のことをしていた。
(好きでしていたものではなくやらざるを得ない雑事を片付けていた)。
ところがである。
いざ、始まってみると途中で止まるは止まるは、もうやってる最中だから、思い切ったことも出来ず、ひたすらドギマギしながら急に止まるステージを見続ける~見守る羽目に、、、。
もう少し直前環境確認をしっかりしておくべきであった。
その時間帯のエリア内通信利用者数で大きく速度は変わって来る。
20Mbps以上は欲しいが、大概それをうたっていてもベストエフォートであり実行速度ではない。
それからローカルストレージ保存しながら再生してくれるYouTubeみたいな形式の配信であれば、またはデータ量変動に従い画質を微調整してくれるところみたいであれば助かったが、、、。
高画質であるだけでなく、音楽配信であるとハイレゾであれば猶更通信量は大きくなる。
ともかく、結果は壊滅であった。
アパートから観たことがそもそも失敗なのだ。
固定回線の家に戻って観ればよかっただけかも。
しかしそうはいかないところが現在キツイところ、、、。
肝心の途切れ途切れいくちゃんの歌であるが、、、。
わたしがこれまで好んで聴いてきた音楽とはかなり違ったことは事実。
いくちゃんの在籍していた乃木坂の曲とも違った。
「Sound Inn "S"を観る」での歌とも違った。
別に何の文句があるわけではない。終始ノリノリで盛り上がるライブであったし、始めて観るいくちゃんパフォーマンスが可愛らしかった。ピアノ弾き語りは一曲であったが、、、。ファンであれば観ない理由はない。
だが、何だろう。ちょっと整理がつかないが、違和感は残った。
完全な形で堪能できなかったことが何より大きいことは、前提として、まだいくちゃん本来のステージには思えなかった。
最後に彼女自身も言っていたが、「まだ自分の楽曲が無いので」の部分。
そう、いくちゃんオリジナルで行くべき。焦る必要ない。わたしはいくちゃんオリジナルをこそ聴きたい。
勿論、最初は誰かと共作でも良いと思うし、編曲は暫くは人に任せても良いかと思う。
ともかくポテンシャルは抜群で、発声と歌唱自体が繊細で素晴らしいし。
でもどちらかというとスタジオ録音向き音楽家だと思う。
(慎重に多重録音とミキシングで作り込むような)。
無理な発声もしていたし、ライブは余り勧めたくない。
繊細で美しい楽曲だけの説得力あるライブも勿論あるが。
体力やスケジュール過密の件も心配。
しかしステージならではの解放と発現は確かにあるはず。
それが最大限に生きるのは、バンド形体ではないかと、、、インプロヴィゼーション。
以前、Sound Inn "S"でも語っていた、アンサンブルの妙である。その絶妙な創造体験。
わたしも絵を描いているので、偶然も同時性も組織出来た時の創作の高揚感はよく分かる。
これをステージで思いっきり楽しむというのはどうだろう。
ステージが再現ではなく、まさにこころ踊る創造の場となる。
至高体験となるかも。これこそ表現者次第であるが、、、この悦びの為に音楽家はステージに立つことをやめられないのかも。
ジョン・ケージの謂うチャンスオペレーションを最大限に。
斎藤飛鳥女史や久保史緒里女史も巻き込んで?やってみたら余計に面白いはず。
(このふたりにとっても。どちらも実力者だし。楽器も出来るし)。
ともかく、色々あたふたし、ごたごたした末の鑑賞であったが、次回は綺麗な形で見るつもり。
(この時だけは家に戻ろうかな)。
次回も楽しみにしたい。
バンドと作曲の件も前向きに考えて貰えたら嬉しい。
くれぐれも無理はせず。

Stagecrouwdにて